少子化の流れは止まるどころか加速しているようです。
心配ですね。
日経新聞より。
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少子化のペースが加速している。厚生労働省が(11月)26日発表した人口動態統計(速報)によると、1~9月に生まれた子どもの数は67万3800人と前年同期に比べ5.6%減った。年間の出生数が5%を上回る減少となったのは直近では1989年。2019年は30年ぶりの大幅減となる可能性がある。政府は土曜日の共同保育の推進など少子化対策の拡充を急ぐが、人口減に歯止めをかけるのは簡単ではない。
この速報値には日本人はもちろん、
日本生まれの外国人や海外生まれの日本人も含んでいるそうです。
それでもこれほどの減少になるとは。
ちなみに、日本生まれの日本人に限ると、
出生数は速報値よりも年間で3万人程度少なくなるとのこと。
67万人のうちの3万人ですから、それもまた大きな割合ですよね。
現在の減少ペースが今後も続いた場合、
2019年の日本生まれの日本人は87万~88万人程度となり、
10年前に比べて20万人程度減少してしまう見込です。
そして同時に人口の「偏在」もより進む危険性があります。
すでに年間の出生数がゼロという自治体も出始めている。山梨県早川町や奈良県野迫川村などでは18年に1人も子どもが生まれていない。年間出生数が1桁の出生ゼロ予備軍も数十自治体ある。
私学にとって、少子化は市場の縮小を意味します。
そしてそれが加速してしまうと、経営基盤は一気に不安定になります。
将来を見据えた規模設定を、改めて厳格に実施しておくべきでしょう。
(文責:吉田)