貴校園におけるICT環境、整備されていますでしょうか。
公立校では学校ごとの差が広がっている懸念があるとのこと。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
公立小中学校に配備される学習用コンピューターの数で地域差が広がっている。国の目標の「子ども1人に1台」に対し、東京23区でも上位と下位で10倍超の開きがある。政府は近くまとめる経済対策に必要経費を盛り込み、格差縮小を目指す方針だ。ただ現状はIT(情報技術)機器を使った指導に習熟した教員ばかりとはいえず、研修強化などの課題は多い。
記事に登場する東京都練馬区では、区立小中で配備された端末が
「子ども14人に1台」となっています。
東京都23区内では最少で、
トップの渋谷区が「1人に1台」であることと比べても大差がついています。
ちなみに、東京23区平均は「4.7人に1台」。
全国平均は「5.8人に1台」となっています。
貴校園では「1人に1台」を達成できているでしょうか。
「現代の読み書きそろばん」といわれる情報教育。子ども時代にパソコンなどにどれだけ触れるかで、大きな差がつきかねない。
確かに現代の子どもたちは、タブレットやスマホの扱いは慣れているものの、
パソコンはそれほど身近な存在ではなさそうですよね。
どのタイミングでパソコンを学ぶことが最善なのか、私には分かりませんが、
現代あるいは将来に向けて必要なことであるのは間違いなさそうです。
情報学習に関する環境整備で留意すべきことはこの2つでしょう。
配備が遅れ気味の地域では「パソコンを毎日使う学校やクラスはあまりない。小学校低学年では全く使わない学校もあるだろう」。
機器の配備が進んでも、ITを活用した指導に及び腰の教員が多ければ、端末が使われないままになる懸念もある。
ハードとソフト、どちらかだけでは不十分であって、
両面からの整備が不可欠ですね。
公立校の話題ではありますが、
私学でも十分に留意しておくべきところではないでしょうか。
(文責:吉田)