今やすっかり定着した感のあるプログラミング教育。
各私学でも取組が進んできていることが弊社にも伝わってきております。
そんなプログラミング教育の課題はやはり…
日経新聞より。
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2020年度に小学校で必修化されるなど導入が進むプログラミング教育で、教員らの62%が「予算不足」を感じていることが分かった。ブロック玩具メーカーのレゴ(デンマーク)傘下のレゴ・エデュケーション(東京)が8月、同社のイベントに参加した小学校から大学までの教員や教育委員会の職員286人から回答を得た。
結果は上記グラフの通り。
回答者の属性が小学校から大学、教育委員会職員と広くなっているので、
サンプルが十分といえるのか分からないのですが、
それでもトップは「予算が足りない」。
人の手配、危機の手配、環境の整備…確かにお金はかかりそうです。
2位以下もグラフの通りなのですが、
「授業時間数が足りない」(54%)
「情報が足りない」(34%)
がかなり高率になっているのも気がかりです。
授業時間数が足りない、というのは他の科目との兼ね合いもあるのでしょうね。
小学生も忙しい毎日を送らざるを得ない現代、
手段が目的化しないように十分留意が必要です。
そして「情報が足りない」という回答が3分の1に上っています。
新しい教育内容は少々見切り発車的になっているように感じる昨今、
現場には適切な情報提供、情報共有が求められそうです。
さて私学、貴校園でのプログラミング教育はいかがでしょうか。
やはり最大の課題は「予算をいかに確保するか」でしょうか。
新たな教育内容に取り組む際はもちろんのこと、
限られた資金をどこに振り分けるのかを考えるのは
「予算編成」が担う役割です。
私学ではほぼ必ず、予算が存在するはずです。
それがどれだけ機能しているか。
やるべきこと、やりたいことが多いほど、
予算の重要性は高まるはずです。
これからの時期、予算編成は私学にとって最重要とも言えるテーマです。
ぜひ魂のこもった予算を作り上げてくださいね。
(文責:吉田)