表題を見ると「間違ってない?逆だよね?」と思ってしまうこの記事。
盲点を突かれたような気がします。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
JTB総合研究所の「海外観光旅行の現状2019」のデータは興味深い。旅行の相談から申し込みまでは「すべてネット」が48.2%と最も多いが、18~29歳の男女を見ると、「旅行会社の利用」が「ネットの利用」を上回っているのだ。
なななんと。そうなんですか。
個人的には旅行会社に近づく機会がほとんどないのですが、
ネット世代と思われる20代が旅行会社に行く理由とは…
皆様、お分かりになりますでしょうか。
JTB総研によると、「シニアの方が海外の旅に慣れているので、自分でネット検索するだけ済む。若者は情報はあっても経験はない。だから背中を押してほしいのではないか」と見ている。
18~29歳が旅行会社を利用する割合が高いのとは対照的に、
60~79歳の女性のネット利用は60.7%、男性もネットが半数を超えるとのこと。
イメージとは真逆の構図がそこにはあります。
ネット社会が到来して20年。もはやネットが若者、リアルがシニアという領域の区分けは消滅しつつある。フリマアプリのメルカリのデータを見ても、シニアの利用は急増している。18年の50代以上の利用者は前年に比べ60%増という高い伸びを示す。
シニアはパソコンやネットが苦手、ましてやスマホなんて…
などと思っていると、大きな間違いを犯しそうですね。
思い込みがいかに危険かをこのニュースは教えてくれます。
さて、貴校園のICT化は進んでいますでしょうか。
年配の方には新たなツールはなかなか…とおっしゃる経営幹部の方も
いらっしゃいますが、現代のシニアはそんなことはないかもしれませんよ。
「思い込み」を捨てて、目的を見据えた学校経営を進めていただければと思います。
(文責:吉田)