学校をめぐる制度の変化はここ最近、
目まぐるしいものがあるように感じています。
これもその一つと言えるかもしれませんね。
日経新聞より。
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大学設置・学校法人審議会は(9月)11日までに、神戸山手大(神戸市中央区)の現代社会学部の設置者を、関西国際大(兵庫県三木市)を運営する学校法人へ変更することを認めるよう文部科学相に答申した。私大同士で学部を譲渡できるようにした新制度が初適用された。答申は(9月)10日付で、文科相の認可を得て正式に譲渡が決まる。
これまでは私大の学部だけを譲り渡すことは手続上不可能だったのが、
大きな簡素化が図られました。
つまり、これまではそれほど想定されなかった「学部譲渡」が、
今後は一般的になっていく可能性がある、ということです。
事実、この手法が検討対象になっている私学は少なくないように感じます。
一般企業が事業を譲渡するように、
大学も経営戦略上、学部を譲渡する…
なんてことが頻繁に起こるようになるのでしょうか。
今回のケースでは、神戸山手大学に入学した学生が、
関西国際大学を卒業した、ということが起こります。
学業の環境を維持発展させることが目的であるとはいえ、
学生にとっては影響が大きいであろうこの学部譲渡。
今後の動向を注視したいですね。
(文責:吉田)