リカレント教育が広がりを見せているようです。
縮小傾向の強かった学校のマーケットは変化するのでしょうか。
日経新聞より。
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全国の大学でリカレント教育(社会人の学び直し)を後押しする動きが広がっている。これまでは公開講座など気軽に受けられ教養を高めるものが中心だったが、専門性を高めたり企業・団体のニーズに合わせてカリキュラムを組んだりしている。子育てで仕事を離れた女性の職場復帰を支援する講座や学費の補助など、多様な人に受講を促している。
記事で紹介されている茨城大学では、
リカレント教育を「オープン」「専門」「カスタム」の3コースに再編。
カスタムコースでは企業や団体のニーズに応じ、
個別に教育内容を組み立てるそうです。
記事に登場する企業では、受講料は会社負担、受講は勤務時間に含められる、
とのこと。
こういった受講環境の整備も進めていく必要性を感じます。
冒頭でも触れましたが、リカレント教育が広がれば、
学校のマーケットは拡大することになります。
市場をいかに確保するか、という大きな課題を持つ私学においても、
非常に興味深いテーマではないでしょうか。
ちなみに、茨城大社会連携センターは1年かけて県内の企業や自治体を訪れた、
と記事にあります。
ニーズが高まるのを待つのではなく、
ニーズをつかみに行くという行動が必要であることを思い知らされます。
茨城大の特命教授は、個々の課題や大学への要望などを聞くなかで
「学び直しのニーズは予想以上に高いと感じた」そうです。
さて貴校園ではリカレント教育をどのように考えますか?
(文責:吉田)