今月初めにこんな記事が出ました。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
2020年度から始まる大学入学共通テストで英語の民間試験が導入されますが、
選抜方法によっては受験する期間が限られるなど、
仕組みがかなり複雑になっているようです。
共通テストの初回は2021年1月16日、17日。
英語はマークシート方式で「読む・聞く」を問います。
そして、4技能全てを試す民間試験は、20年4~12月の間に2回まで受験できます。
認定された民間試験は上表記載の6団体7種類となっています。
そして、受験生が最初にしなければならないのは「共通ID」の取得。
IDは各受験生に割り振られるそうで、
試験実施団体から大学入試センターへの成績提供などに使われます。
IDの発行は、現在の高校2年生であれば高校経由で、
高3生は高校経由か個人で申し込む、と書かれています。
高校側もかなり気を遣うことになりそうですね。
このように、いろいろと複雑な状況になっている新制度。
特に先日来、迷走?が続いた英語民間試験について、
こんな記事が先日出てきました。
同じく日経新聞より。
(有料会員限定記事です。ご了承ください)
2020年度に始まる大学入学共通テストで、全国高等学校長協会(全高長)は文部科学省に対し25日、英語民間試験の活用への懸念を早期に解消するよう求める要望書を提出した。実施方法の確定や周知、居住地や家庭の経済状況で受験機会に差が出ないような配慮などを要請。「次年度のことなのに、全く先が見通せないほどの混乱状況だ」と訴えた。
この記事にもありますが、実は現行の大学入試センター試験の導入前も、
準備が間に合わないとして全高長が当時の文部省(当時)に延期を要請し、
センター試験の開始が1年延期されたという経緯もあります。
延期するにもしないにも、早急に結論を出して、
子どもたちへの影響を大きくしないように配慮していただきたいですね。
(文責:吉田)