学校でのICT活用の歩みはここまでそれほど早くはなかったように思いますが、
今後それが進んでいきそうです。
日経新聞より。
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小中高校などでの情報通信技術(ICT)の活用について、文部科学省は25日、2025年度までの工程表を示した。児童生徒1人につき1台、教育用のパソコンやタブレット型端末が利用できる環境を整え、教育関連のビッグデータも利用して情報化社会で求められる人材を育てる。学校でのICT活用の遅れが指摘されており、解消を急ぐ。
各私学におかれては、ICT活用はどの程度進んでおられるでしょうか。
私の感覚では、各校園によってかなり差があります。
今回公表された工程表は公立校を念頭に置いたもののようですが、
今後5年程度で相当程度の整備が進むとすれば、
このへんで後れを取っている私学は計画化と実行が必須になるかもしれませんね。
工程表では教育用パソコンの安価品を供給してもらうよう民間に協力を要請し、私物のスマートフォンも学校で使う。これらによって25年度までに「1人1台」を目指す。全国の大学を結ぶ超高速の学術ネットワーク「SINET(サイネット)」を学校に開放し、22年度に本格運用する。
定期テストやドリルの解答状況、デジタル教科書の参照履歴、出欠や健康状態といった子供の情報を集めた「教育ビッグデータ」も整備する。人工知能(AI)で分析し、子供の興味関心や得意、不得意などに応じてドリルの問題を出したり、より深く学べる教材を提供したりする。20年度にデータの収集方法などの結論を出す。
大学入試の形も変わることが予定されている中で、
一発勝負型ではない、それまでの学習履歴を重視した進路開拓も
進んでいくのではないでしょうか。
そして、そのような学習履歴を記録し、必要に応じて明示するためには、
ICTの活用は不可欠であろうと考えられます。
この機会に、貴校園のICT活用状況について棚卸しを行い、
今後に向けた方向性を明確化されることをお勧めいたします。
(文責:吉田)