寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

全学部でAI教育

大学の話題が続きますがご容赦ください。

(大学は大学以外の学校種を先どっての制度整備が多い、

 だからこそそちらに目配りすることが重要、との考えによっております)

AI教育に関する話題です。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

 

文部科学省は18日、Society5.0(超スマート社会)の到来や18歳人口の減少といった変化を踏まえた国立大学の改革方針をまとめた。人工知能(AI)時代に向け、データサイエンスや数理の教育を文系・理系を問わず全学部で課す。留学生の受け入れを後押しするため、従来の基準を上回る授業料を設定できるようにすることも検討する。

 

文科省は今年の秋以降、このことについて各大学と集中的に議論して、

教育研究や経営のあり方を定める各大学の

第4期中期目標・計画(2022~27年度)に反映させていくそうです。

 

AI人材を巡っては、政府が全ての大学生、高等専門学校生にAIの初級教育を行う方針を決めている。文科省は東京大や滋賀大など国立大6校で、文理を問わず学べる標準カリキュラムの開発に着手。完成後は一部の大学から実施し、国立大の全学部や公私立大にも展開する計画だ。

 

国立大のみならず、私大への展開も視野に入っているようです。

このような先進的な教育については、進取の精神よろしく、

私大が先んじていろいろ仕掛けて欲しいというのが正直な気持ちですが、

まずは今後の展開を見守りたいと思います。

 

そして授業料の柔軟設定については、

留学生への教育へのコスト発生を視野に入れてのことのようです。

留学生の受け入れには日本語教育など特別なコストが発生する。授業料を上げて収入を増やし、受け入れ体制の整備に充てられるようにする。

 

さてこれから各大学はどんな経営の枠組を想定していくのでしょうか。

大きな社会変化を目の前にして、

学校のあり方はまだまだ変わっていくような気がします。

念入りに将来設計をしながら、進んでいきたいですね。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp