女性の社会における活躍、という視点からは
このような取組も必要ということなのでしょうか。
日経新聞より。
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大学が企業の女性管理職養成を手助けしている。教授陣らが講師を務める研修プログラムを運営、女性幹部候補を受け入れて鍛え上げる。長年男性中心だった企業社会は女性社員の育成が後手に回ってきた。女性管理職登用が急がれるなか、企業単独で手が回らない部分を大学が補っている。
関西学院大学では
「ハッピーキャリアプログラム・女性リーダー育成コース」
という課程を設置されているそうで、スタートは2014年。
組織マネジメントや経営戦略、マーケティングなど、
ビジネススクールに準じた講義が特徴とのことで、
私自身もかなり興味深いプログラムです。
また、福岡女子大学は2017年から
「女性トップリーダー育成研修」を開催されていますが、
関西学院大学のプログラムが1年弱の継続ものであるのに対し、
こちらは2泊3日の合宿と1日のフォローアップ研修がセットになった、
かなり短期間のものになっています。
それでも毎年各回各層のトップリーダーを複数招いておられて、
直接その体験談や心掛けを聞くことができ、
また合宿中には地元財界トップや有力企業経営者らが参加する夕食会も開催。
このような機会は貴重でしょうね。
ちなみに、関西学院大学の女性管理職割合は15.58%(2019年度)。
そして福岡女子大学の女性役員・管理職は7名(25名中、2015年度)。
両校とも決してその比率や人数が小さいわけではないと思いますが、
学校経営において女性の視点を十分に生かすとすれば、
これが果たして十分な数字なのか、判断が分かれるところかもしれませんね。
私自身、管理職の性別を気にすること自体がなくなれば、と願っています。
女か男か、という枠組みではなく、
ひとりひとりが自分の強みが生きる社会へと発展していけばいいですね。
(文責:吉田)