先週だったか先々週だったか、
学校現場を「変化」させる取組についてご紹介いたしました。
当たり前をやめる取組例を今日もひとつ、
ご紹介させていただきます。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
朝の会。私にとっても懐かしい響きです。
小学校の頃、それは毎朝行われていたと思います。
具体的に何をしていたのかははっきり覚えていませんが…
毎朝の「朝の会」は教室でしたが、月に一度くらいでしょうか、
体育館で校長先生のお話を聴く、という機会も確かにありました。
申し訳ないことではありますが、それほど面白い話はなかったような。。。
そんな朝の会を変えた、という記事です。
目的は「今日も1日頑張るぞ!」という気持ちと雰囲気をつくることだ。
新しい朝の会は「今の自分のテンションを手(の高さ)で表してください」というリーダーの呼びかけから始まる。その後は「全力ジャンケン」(本気でして勝った喜び、負けた悲しみを全身で表す)、「目標宣言」(全員が挙手し今日の目標を言う)、「ハイ&ポジティブトレーニング(テンポよく挨拶やプラスの声掛けをする)」と続く。某高校サッカー部の練習を参考にした。
上記文面を読むだけではその効果が想像しづらいのですが、
この実例では
・授業中数人しか発言しなかったのに、気づけばどの教科の授業でも8割ほどが手を挙げる
・漢字テストの平均点が上がった
・笑顔が増え、クラス全体が温かい雰囲気になった気がする
といった変化がもたらされたそうです。
ルーティン、というのは大切なものだと私は思います。
最初は意識して行われていたことが、無意識でもできるようになる、
それは望ましい行動や態度の習慣化につながります。
一方で、何も考えずに同じことをやり続けることが
考える力を失わせることも忘れてはなりません。
特に子供の頃は、いろんなことを考えてみる、自分で判断する、
という楽しさと苦しさを知るのに絶好の時期とも言えるでしょう。
学校ですべてを変化させることは現実的ではありません。
一方で、過去から続いていることのすべてをそのままやり続けることも
現実的ではないですよね。
何を継続し、何を変えるのか。
日常レベルの活動から、一度考えてみてもいいのかもしれません。
(文責:吉田)