4年生ではなく、3年生が、です。
そしてこの記事は1月1日時点の調査結果なのです。
日経新聞より。
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就職活動の前倒しが一段と進んでいる。就職情報大手ディスコ(東京・文京)は16日、2020年春に卒業予定の学生の1月1日時点の内定率が4.7%にのぼったと発表した。前年よりも1カ月早い水準となる。大学3年生の3月に企業説明会などを解禁する現行ルールは21年卒まで維持されるものの、早い段階から学生を囲い込む実態が浮かび上がる。
同じ調査は前年も実施されているようで、記事にはあわせて
・前年同時期から1.6ポイント上昇
・前年の2月時点で4.6%だった→採用活動が約1カ月早まっているともいえる
・68.4%は「インターン参加企業から内定を得た」と回答
との結果も掲載されています。
インターンが実質的な就職活動の場になることは容易に推測できるのですが、
それでも「早期選考」という言葉があるのを知りませんでした。
「早期選考」とは、エントリー前にインターンなどに参加した学生に
面接などを実施すること、と記事にあります。
インターンが実質的な選考の場となり採用活動が一段と前倒しされることについては、学業への影響など学校関係者の間でも懸念する声は多い。日本経済新聞が有力大学の学長(理事長)を対象にした調査では、1日限りの「ワンデーインターン」の急増などで「就活時期が早まっている」と感じているトップは77%に上った。そのうち半数が「学業や授業に影響が出ている」との結果が出た。
何のために大学に行くのか、それはいいところに就職するため。
そんな変な話が当然になってしまわないように、
就職活動と学業とはある程度の一線が画されればと思うのですが。
そして、大学で学ぶことが人生を深めるのに今以上に役立つこともまた、
学業の場を大切にする一つの要素でしょう。
より良い学びの場、より良い働きの場が広がりますように。
(文責:吉田)