学校における人材不足がなかなか解消されません。
貴校ではいかがでしょうか。
そんな渦中に、このような記事が出ておりました。
日本経済新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
事務職といえばバブル崩壊以降、非正規雇用への転換が進んできた代表的な職種。ところがここに来て正社員の求人が増えている。昨年夏以降、リクルートキャリアなど大手人材紹介会社の扱う求人数は前年比2割近い増加が続く。
これには主な要因が2つある、と記事は指摘しています。
一つは、派遣スタッフの不足。
働き方改革の流れの中、既存業務の一部をアウトソースする動きも
強まっていますが、派遣社員の活用もその流れのひとつでしょう。
ところが派遣スタッフの数は微増にとどまっているようです。
アウトソースしたくてもできない、というのが現状みたいですね。
もう一つはご存じ、労働者派遣法の改正です。
有期雇用の派遣社員は3年以上同じ職場で就業できなくなったため、
「頻繁にスタッフを代えられたり直接雇用を持ちかけられたりするのなら、
初めから正社員採用しようと考える例が増えている」と、
某転職サイト編集長のコメントが掲載されています。
最近は売り手市場を反映してか、販売や営業といった
他職種から事務職への転職希望者も増えているとのこと。
結果、事務職の中途採用の求人倍率は0.5倍以下と狭き門です。
学校現場、特に私学では事務職は必要な職種です。
そして、上記の事情を勘案すると、仮に求人倍率は低くても、
即戦力になりそうな事務職は競争率が高そうな気配です。
以前からこのブログで何度も書かせていただいておりますが、
組織内部で育てる仕組みがいよいよ必要な気がするのですがいかがでしょうか。
(文責:吉田)