寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

体力向上、学校の対策奏功か

昔に比べると、今の子は体力が落ちたねえ…

などと言われることもありますが、

最近はそうでもないのかもしれませんよ。

昨年末の日経新聞の記事より。

 

www.nikkei.com

(有料会員限定記事です。ご了承ください)

 

スポーツ庁20日、小学5年と中学2年の全員を対象にした2018年度全国体力テストの結果を公表した。女子は実技8種目の合計点の平均値で、小中ともに5年連続で向上し、08年度の調査開始以降の過去最高を記録した。

 

 

f:id:ysconsult:20181230080057p:plain

 

わずかずつではありますが、グラフの形状は右上がり。

確かに改善が進んでいるようですね。

 

種目別では女子は小5、中2ともに握力とボール投げを除いて過去最高を記録。小5男子は長座体前屈、上体起こしと反復横とびの3種目、中2男子は長座体前屈、50メートル走、反復横とび、立ち幅とびの4種目が過去最高。ボール投げは小中の男女とも低水準だった。

 

女子の体力向上が男子に比べて顕著である理由として、スポーツ庁

「学校による、運動をあまりしない女子への対策強化」

を挙げていますが、学校関係者の皆さんはどうお考えになるでしょうか。

 

それにしても、ボール投げは結果があまり良くないようですね。 

考えてみれば、ボールを思いっきり投げるシーンは

現代では珍しい光景なのかもしれません。

 

ちなみに今回の調査では、

スマートフォンやゲーム機などの平日1日当たりの視聴時間が

 3時間以上の場合は、体力の合計点が全国平均より低い

・朝食を食べない傾向があると、同様に全国平均より低い

ということも分かったようです。

これらは昔から言われていることと結論に違いはなさそうですね。 

 

記事の末尾にはこんなことが書かれていました。

合計点の下位30%のうち、1つでも得意なテスト項目がある児童生徒は、1つもない児童生徒と比べて「運動が好き」「卒業後も自主的に運動したい」という気持ちが強かった。同庁は「小さな成功体験が自信となる」とし、教員が細かな点に注目して励ますことが効果的だとした。

スポーツに限らず、苦手意識がモチベーションを下げてしまうのは

よくあることだと思います。

先生方のちょっとした声掛けで、

子供たちの未来を明るくしていただければと願っております。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp