PDCA、という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
おそらく、ある、という方が多いでしょう。
ではEBPMはどうでしょうか?
こちらは…まだ耳馴染みがないかもしれません。
どちらもアルファベット4字で記されていますし、
それだけでは意味がよく分からない点も共通しています。
実はこの2つ、このたびの「第3期教育振興基本計画」に登場している、
教育施策に関する重要なキーワードなのです。
上表中段やや下、「客観的な根拠を重視した教育政策の推進」に登場しています。
PDCAとは、Plan-Do-Check-Actionの頭文字をとった言葉です。
計画し、実行し、評価し、再実行する。
このサイクルを回すことが成長のサイクルである、と私は捉えています。
民間企業においては、このPDCAサイクルの重要性は
以前からよく言われてきておりました。
そしていよいよ、学校経営にもこのPDCAの考え方が登場したわけです。
学校でも民間企業でも、事業体には必ず経営目的があります。
(学校の場合には建学の精神や教育理念がそうでしょう)
その経営目的を達しようとする際には、
・目的に近づくための「一里塚」
が必要であり、それが明確になれば
・一里塚にたどり着くための「行動」
が必要です。さらにその後
・やろうとしたことと実際にやったことのギャップを「検証」
することで、次に何をしたらいいのかが分かります。つまり、
・検証を基にした「改善行動」
が明確になり、それが
・次の「目標」「計画」
へとつながっていくわけです。
これがPDCAサイクルです。
ただし、このことは分かっていても、
分かっているだけでPDCAがうまく回るわけではないでしょう。
私自身、これまでの経験からその鍵は「P」と「C」にある、
特に「P」に8割、「C」に2割の原因を見出せる、
と思っています。
さて、そんなことをテーマにしたセミナーを開催いたします。
これからの学校経営のキーワード、PDCAについて考えます。
そして、PDCAをうまく回すためのポイントについても考えてみたいと思います。
今回はセミナー会場がいつもよりも広めです。
たくさんの方々のご参加をお待ちしております。
(文責:吉田)