まずは本日、学校経営セミナー開催日となっております。
おかげさまで今回はほぼ満席のお申込をいただいております。
天候は若干ぐずついていますが、行き帰りの時間帯には
雨は落ちない予報となっています。
場所は東梅田、お初天神隣のビルです。
地下とアーケードを使えば、梅田駅から雨でも傘要らず。
皆様、お気をつけてお越しください。
さて本日は年金の話題です。
日本経済新聞より。
(有料会員限定記事です。ご了承ください)
厚生労働省は運用成果によって年金額が変わる確定拠出年金について、掛け金を払い込める期間を延ばす方向で検討に入る。上限を60歳から65歳に上げる案が軸だ。期間が延びれば、老後に受け取る年金は増える。60歳を超えても働く人が増えているため私的年金の仕組みを充実させ、先細りする公的年金を補う。
国は支出抑制に躍起になっています。
私学においても経常費補助金の行方が気になりますが、
それ以上に財政規模のはるかに大きい年金について、
いわゆる「自己責任化」を促進したい考えのようです。
確定拠出年金は、掛金を支払った時点では
受け取れる額が確定しないのが大きな特徴です。
つまり、個人が支払った掛金額が、その後の運用成果によって
増減するしくみです。まさに投資、資産運用という概念にあてはまりますね。
今回の拠出上限年齢の引き上げは、
60歳以上で働く人が増えているのを一つの根拠にしているようです。
まあ、これも国策による誘導が大きいのかもしれませんが…
さて私学においても60歳以上の雇用、
そして生活保障ということが今後は大きなテーマになりそうです。
これまでは大企業並みの退職金支給が可能であった私学も、
今後はそうもいかないかもしれません。
この機会に中長期の資金繰りについて考えてみてはいかがでしょうか。
(文責:吉田)