寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

政策決定過程を見学してきました

1週間で2回の東京出張、というのはひょっとすると今回が初めてかもしれません。

 

前の土曜日は東京国際フォーラムで開催された私学展を見てきました。

ブログ記事はこちらです(大阪の私学展がメインではありますが)↓

ysconsult.hatenablog.com

 

そして昨日は、自民党本部の文部科学部会を傍聴。

文部科学省概算要求・税制改正要望に関する議論を目の当たりにしてきました。

私自身、わずかしかなかった官僚時代には経験できなかった与党の部会。

とても貴重な機会となりました。

 

 

最初の議案は傍聴することができず、2つめの議案が始まる少し前に入室が許され、

部屋の一番奥へ。

「予約席」と書かれた紙が置いてあるパイプ椅子に座り、

しばし様子をうかがっていると、

20名程度の国会議員さんと30~40名程度の文科省職員さんが

こちらの島と向こうの島に分かれて座っていることが分かりました。

それ以外に、100名以上?の方々も陪席されていて、

誰だろう?と思っていたのですが、どうやら議員秘書さんだったようです。

 

議員さんご本人は会の冒頭には結構いらっしゃったようですが、

会が進むにつれ退席される方が1人、また1人と増え、

会の終了時点までいらっしゃった議員さんは10人を切っていたような…

別の会合もあってお忙しいのでしょうかね。

 

さて本題の概算要求については昨日から今日にかけての報道でもあるように、

エアコンやブロック塀等、施設整備がメインテーマになっているようです。

www3.nhk.or.jp

昨日の部会でも議員さんから最も多く要望されたのもまさに「エアコン」でした。

 

では私学は…といえば、部会中にその要望は全くと言っていいほど

聞かれませんでした。

あえて言うなら、ブロック塀の補修工事等において、

それに対する補助制度ができる前に工事をしてしまった私学に対しても

同様の補助が可能になるように工夫せよ、との議員さんの声があった程度です。

(ただ、これはとても大切な指摘だと思います)

 

与党の部会から政策の議論が始まっていく、昨今の政治行政。

私学としてどのような政策を求めていくのか、

先を見据えた企画と具体的な働きかけが必要だと感じました。

私学全体の発展を図るため、私学の同業者団体はもちろん、

各私学においても動いていくことが大事なのかもしれませんね。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp