文科省HPより。
幼児教育の実践の質向上に関する検討会(第3回) 配付資料:文部科学省
今回の配布資料の中に、
というものがありましたので、興味をひかれて覗いてみました。
資料そのものは総論のみ、といった印象でしたが、
中に以下のようなスライドが入っていました。
この図は現状の私立幼稚園における研修の全体像を
分かりやすく示してくれていると感じます。
この図で頭を整理しながら、私自身が
幼稚園に関与させていただく中で感じている
「人材育成」の課題を整理してみました。
1つは、外部研修への意欲・意識です。
園によって、あるいは個々の管理職によっても、
その意欲や意識には大いに差があると感じます。
園の風土として、せっかくの研修機会があるなら
積極参加しよう、という雰囲気が作られるといいですね。
2つめに、内部研修の実施です。
園内での研修は時間確保が難しいこともあり、
消極的な園が多いように感じています。
外部研修も有用ではありますが、最良の研修機会は
自園に合ったものをカスタマイズして実施することで得られます。
そのような機会が増えるといいのですが。
3つめに、外部研修のフィードバックです。
外部研修を受講した後、園内に質の高いフィードバックが行われているかどうか、
について確認することが必要です。
単にレポートを提出するのみにとどまらず、
自園に即した形での共有化がなされ、それが日常に活きてくると、
外部研修がより有用に機能しますし、
その後の研修参加も積極的になされるようになるのではないでしょうか。
夏休みの時期にも多くの研修会が予定されていると思いますが、
今一度、自園における研修のあり方について、
さらには研修の活かし方についても確認してみてくださいね。
(文責:吉田)