日本能率協会(JMA)が2018年4月12日に発表した
2018年度「新入社員意識調査」によると、
仕事よりプライベートを優先したいとする新入社員が
75%を超える結果となりました。
なかなか衝撃的な数字ではないでしょうか。
しかも、ゆとり世代が新入社員だった4年前・6年前の過去2回の調査と比較すると、
プライベートを優先する志向が、より高まっています。
この調査からも分かるように、これまでの価値観とは大きく変わってきました。
ひと昔前では、24時間働けますか?、なんて今では信じられないCMがあったくらい
モーレツ社員が沢山いたのですが、働き方改革が叫ばれる昨今、
これまで通りでは人材確保がさらに難しくなっていくでしょう。
ただ、働き方改革を推し進める学校法人にとっては悪いことばかりでもないように思います。
プライベートに配慮した職場づくりが提供できれば、
教員を希望する若者を十分確保できるチャンスとも捉えることができます。
プライベートに関する調査結果以外でも、
「おっ」と感じたものがありました。
日本の競争力についての質問では、若者の多くが
日本の将来をポジティブに捉えていることも分かりました。
ちょっと前までは、自分に自信が持てないや、将来が不安である、といった声が多数を占めていたと思うのですが、日本の将来は明るいと考えている若者が増えていることは、とても前向きな話題ですね。
このように、急激に変わる社会情勢とともに、若者の価値観も大きく変化しています。
寝食を忘れて仕事に没頭することもあれば、家族のためにワークライフバランスを重視する。
そんな様々な要望を満たすことができる学校であれば、
人材確保に心配が要らなくなるでしょう。
多様な価値観を満たすそんな職場環境を実現するためには、
すぐには実現できなくても、「働き方改革」を実行することが必要です。
(文責:長森)