先日の日経新聞1面にどーんと掲載された記事です。
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冒頭部分を引用してみます。
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は3月から、国内グループ社員の3割弱の約1万人の社員を対象に時差出勤を導入する。日立製作所は自宅近くで働けるサテライトオフィスを増やす。時間や場所を柔軟に選べる働き方改革が広がることで、渋滞や通勤電車の混雑の解消など日本全体の生産性向上につながる可能性がある。
時差出勤、というのは学校ではちょっとなじみが薄いかもしれませんね。
言葉の意味を説明してくれるページもあります。
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私が関わる私学では、教職員さんの多くが自動車通勤をされています。
となると、電車のラッシュはあまり関係がないのかもしれませんが、
それでも道路渋滞等は関係してくるのかもしれません。
そして、ご家庭の事情等で
「朝早くからの出勤が厳しい」
「夕方は早めに退勤しなくてはならない」
といったニーズがある場合にも、非常勤にならずとも働き続けられる、
という方策の一つになり得ます。
先般、「認定こども園」という形態が政策的に導入され、
全国の幼稚園のうち、いくらかの割合がこの形態に移行しました。
その際、それまで幼稚園では考えにくかった「シフト制」、
すなわち個々の教職員が異なる時間帯をうまく埋め合わせていく形での働き方が
導入されたケースが多く存在しています。
幼稚園でシフト制が採られることはむしろ少数であったところ、
認定こども園ではそれを打破する必要が出てきて、
しかも実際にそれを実現されたケースが少なからずある、ということ。
これは学校では導入しにくいように思える時差出勤を考慮する際に
参考になるのではないか、と思います。
無理だ、と思えばそこまでです。
秀でた人材を確保するために、ゼロベースで働き方を考えてみるのも
ひとつの材料ではないでしょうか。
(文責:吉田)