寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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平成29年度私立高等学校等授業料等の調査結果について

どうしても気になるのがお金の話。

今年度も私学の納付金の統計が発表になりました。

文科省HPより。

 

平成29年度私立高等学校等授業料等の調査結果について:文部科学省

 

以下、ざっと見ておきましょう。

1 平成29年度私立高等学校等の生徒等納付金平均額(年額)
(授業料/入学料/施設整備費等/計/対前年度増減率の順に記載)

・幼稚園:277,796円/59,360円/34,012円/371,168円/1.5%

・小学校:431,583円/187,547円/194,183円/813,313円/0.6%

・中学校:413,655円/188,427円/185,296円/787,378円/0.6%

・高等学校:396,313円/162,356円/169,611円/728,280円/0.5%

幼稚園の伸びが若干大きくなっていますね。

金額的には小学校が一番高くなっています。

 

3 平成29年度私立高等学校等の受験料平均額
(受験料/上昇率の順に記載)

・幼稚園:2,566円/3.93%

・小学校:17,045円/△0.02%

・中学校:17,939円/0.21%

・高等学校:16,007円/0.45%

こちらも幼稚園が伸びています。

ただ、絶対額が小さいので平均値にあまり意味がない可能性もあります。 

小学校は逆に下がっていますね。

 

ちなみに、高等学校の納付金のここ数年の推移は以下の通りです。

f:id:ysconsult:20171228080342p:plain

 

なお、これらはあくまでも全国平均です。

地域差もありますから、各校園所在の自治体ごとのデータもご確認いただければと思います。

 

ご参考までに、私立大学等の納付金も調査結果が出ています。

私立大学等の平成28年度入学者に係る学生納付金等調査結果について:文部科学省

大学院を除けば、こちらも決して大きな伸びではありませんが、

いくらかは値上げがなされている格好です。

 

「値決めは経営」(稲盛和夫氏)です。

適切な値決めで、健全経営をお続けください。

 

(文責:吉田)

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