年末が近づき、あちこちで慌ただしさを増してきているように感じます。
その慌ただしさの要因の一つは「好景気」にあるのでしょうか。
日本経済新聞より。
この調査結果で明らかになった業況判断指数(DI)、
定義を改めてみておきましょう。
業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた値。
今回の調査で改善が目立った生産用機械(プラス46)、
非鉄金属(プラス40)をはじめ、自動車はプラス20、
また建設や不動産、小売りなどを含む大企業非製造業はプラス23と、
高い数字が並んでいます。
しかし、この記事では
「一方で深刻な人手不足による人件費上昇や天候不順の影響も出ている」
と指摘されています。
宿泊・飲食サービスが6ポイント悪化、
理美容などを含む対個人サービスも11ポイント悪化となっています。
同じ調査の結果を示している別の記事は、
タイトルがこんなふうに変わっています。
ちなみに、これらは大企業の業績。中小はどうかと言いますと…
景況感の改善は中小でも顕著になっている。中小企業の全産業の業況判断DIは2ポイント改善のプラス11と1991年8月以来、約26年ぶりの高い水準だった。
先ほどの記事にはこう書かれています。
ちなみに、別の統計もご紹介しておきましょう。
中小企業の主たる借入先である、日本政策金融公庫さんの調査結果です。
この11月調査の結果では、
中小企業の売上げDIは、9カ月連続でプラス
売上げ見通しDIは、12カ月連続でプラス
となっています。中小企業の統計値も上昇しているようですね。
以上、今回は経済指標についてご紹介いたしました。
(文責:吉田)