寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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1ヵ月平均1.5冊

国学図書館協議会(全国SLA)と毎日新聞社が毎年共同で行っている「第63回学校読書調査」の結果が公表されました。

 

resemom.jp

 

この調査の結果によると、高校生が1ヵ月に読む本は平均1.5冊とのことです。

ちなみに、小学生の平均は11.1冊、中学生は4.5冊となっており、成長するに連れて読書の習慣が弱まる傾向にあります。

高校生にもなると、勉強やクラブ活動以外にも交友関係もグッと広がることに加え、アルバイトをする生徒も多くいると思われますので、こんなものなのかなあというのが私の率直な感想です。

 

ただ、気になるのが、1冊も読まない不読者の割合が、前年よりは減少傾向にはあるものの、依然として半数にのぼっていることです。

始業時間前に読書の時間を設けたり、図書室の充実を図ったり、学校現場では様々な取り組みが行われているかと思いますが、それらを考えると寂しい結果になっています。

読書に対してどこか「やらされ感」を抱いている不読者も多くいるのかもしれませんね。

 

読書の効果は改めて言うまでもありませんが、高校生のような多感な時期に読書を全くしないことは本当にもったいないことだと思います。

本のジャンルは何でも構わないので、高校生にこそ読書をもっと身近に感じてもらい、勉強だけでは手に入れることのできない知識や教養を深めて様々なことを感じ取ってほしいと思います。

 

(文責:木村)

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