株式会社 Insight Techが「子供の教育に関する調査」を実施し、先日その結果を公表しました。
http://insight-tech.co.jp/data/news/pdf/IT_NEWS_RELEASE_2017-07-31.pdf
この調査結果によると、現代の教育のトレンドは次の「3つのE」とのことです。
- Early 早期
- English 英語
- Encourage ほめて伸ばす
そして、そのカギを握るのが次の「2つのM」だそうです。
- Mother 母
- Money お金
5つのワードを見ただけでどれも納得・・・といった感じではないでしょうか。
私がこの調査で最も気になったワードはやはり「Money」です。
この調査によると、年収800万以上の世帯になると子どもの中学受験を検討する率が大きく上昇するという結果が出ています。
また、教育の重要性や投資意識が高まるのも年収800万の世帯とのことです。
ちなみに、厚生労働省が実施した「国民生活基礎調査」によると、児童のいる世帯の平均収入が700万円程度ですから、中学受験のハードルの高さがわかる結果となっています。
経済格差=教育格差という図式が成り立つような調査結果ですが、残念ながらこれが現実でなのでしょうか・・・。
なお、この調査の最後を以下のようにまとめています。
もうとっくに、教育の平等なんてないのかもしれない。
グローバル化やIT化に伴い、教育現場がますます多様化していくなかで、個々の家庭での対応はますます重要になっていきそう。
世帯の所得で決して全てが決まるわけではない(と思いたい)ですが、何とも虚しさを感じずにはいられない締めくくりに、どこか切ない気持ちになってしまいました。
「もう教育の平等なんてない」なんて言葉を打ち消すくらいに、私立と公立が切磋琢磨し、全ての子どもに素晴らしい学びの場が提供されることを願うばかりです。
(文責:木村)