多くの子ども達が待ち望んでいた(と思われる)夏休みが多くの地域で始まりました。
友達と遊んだり、クラブ活動に打ち込んだり、家族と旅行したりと、夏休みには思い出に残るようなことをたくさんやってほしいですね。
ただ、夏休みには宿題がつきものです。
ロケットスタート型、コツコツ型、追い込み型、開き直って始業式後にやる型など、夏休みの宿題の進め方はそれぞれですが、あくまで学力を向上させることが目的ですので、しっかりと取り組んでいただきたいものです。(そんな私は超追い込み型でしたが・・・)
さて、そんな夏休みの宿題ですが、岡山県立岡山城東高校では、小学生の夏休みの宿題を手助けする社会貢献活動を行っているそうです。
その名が「城東でスタディ」、略して「ジョトスタ」です。
岡山県立岡山城東高校はこの夏、社会貢献活動として「ジョトスタ」を実施する。高校生が、小学生の夏休みの宿題を手助けするの学習支援を行う。
実施日は、7月24~26日で、いずれも午後2時から4時まで。会場は同校の視聴覚室など。
ジョトスタとは、同校の社会貢献活動のひとつで、「城東でスタディ」を略した愛称。近隣の財田、芥子山、古都、可知などの小学校から希望する小学生を高校に招き、生徒たちが勉強を手伝う。昨年はインターハイ参加の関係で受け入れた児童は240人程度だったもが、一昨年は500人を超える参加者があり、その活動規模は大きい。
今年で8年目を迎えるジョトスタの中心となるのは高校1年生。その中には、小学生のときにジョトスタに参加した生徒もいる。またジョトスタを通じて教える面白さを知り、教育学部に進学して、教育実習を同校で行った卒業生もいるなど、進路に影響するケースも生まれている。
昨年度参加した児童の保護者からは、「楽しく勉強がはかどったようです。高校生のお姉さんとの出会いもよい刺激となり、城東高校の生徒さんに憧れを抱いています」との声も寄せられた。
実施日や時間は決して長くはないですが、とても良い取り組みですね。
小学生にとっては身近な高校生に教えてもらうことで楽しく勉強ができ、高校生にとっては小学生に教えることで教え方を学ぶことができ、生徒の中にはジョトスタをきっかけに教員を目指す生徒もいるなど、双方にとって大変貴重な体験となり、そのメリットは非常に大きいのではないかと思います。
昨今は私立、公立を問わず、各校で趣向を凝らした学校説明会が行われていますが、このような取り組みを通じて学校をより身近に感じてもらうことも大切だと感じた記事でした。
(文責:木村)