寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

朝食抜きは良いことなし・・・

みなさんは毎日しっかりと朝食をとっていますか?

 

私は中学生の頃から40歳を過ぎた現在に至るまで、滅多に朝食をとっていません。何故そんな習慣が身に付いてしまったのか今となってはわからないのですが、きっかけはおそらく朝は少しでも長く眠っていたいというだらしない気持ちからこんなことになってしまったのだと思われます。ああ、情けない・・・

 

そのような生活を約25年も続けているので、朝食のない生活がすっかり当たり前となってしまっていたのですが、以下の記事を見てから急に朝食をとるようになりました。

というのも、朝食を食べない人たちは食べる人たちに比べ、学力が2~3割低く、脳出血のリスクが約4割高く、冷え性に2倍なりやすいとの調査結果が出たらしいのです。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

私にような40歳過ぎの中年には学力云々の話はもう関係ないかもしれませんが、子ども達にとっては大きな問題ですね。

記事には以下のように記載されています。

 

農林水産省が5月30日に公表した「平成28年度食育白書」は、朝食を食べないことがある子供は小学6年生で12・7%、中学3年生で16・6%もいると報告した。中学生、高校生の段階で習慣化した人も2割程度いたという。

 白書は朝食の欠食と学力や体力との関係も紹介。文部科学省の28年全国学力・学習状況調査を受けた小学6年生を、「朝食を毎日食べている」「どちらかといえば食べている」「あまり食べていない」「全く食べていない」の4グループに分け、国語A・B、算数A・Bの4科目について平均正答率を比較した。

 その結果、平均正答率は4科目全てで朝食を食べない児童ほど低く、全く食べない児童は、毎日食べる児童より2~3割低かった。平均正答率の差が最も大きかったのは算数Aで、毎日食べる児童が79・2%だったのに対し、全く食べない児童は19・1ポイント低い60・1%にとどまっていた。

 また、同省が全国で実施している新体力テストを受けた小学5年生についても同様に、体力の評価を表す体力合計点と朝食との関係を分析。こちらも学力と同じ傾向で、朝食を全く食べない児童と毎日食べる児童の差は男子で4・0点、女子で3・8点だった。

 

「早寝、早起き、朝ごはん」運動を推進されている学校も多いかと思いますが、このような調査結果が明らかになると、子ども達の健やかな成長のために朝食をとることがいかに重要かがわかりますね。

このようなデータを示しながら保護者の理解を得て、子ども達には毎日しっかりと朝食をとってもらいたいものです。

 

私も中学生時代にしっかりと朝食をとっていれば人生が少し変わっていたかなあ・・・なんて無駄なタラレバを考えてみたりもしますが、今さらどうしようもありませんね・・・。

 

また、朝食の重要性は子ども達にとってだけではなく、当然大人にとっても同じです。

 

一方、国立がん研究センターなどの研究チームは朝食欠食と脳卒中との関係を調べた。7年以降、全国の45~74歳の男女約8万人にアンケートし、1週間の朝食摂取回数ごとに▽0~2回▽3~4回▽5~6回▽毎日-の4グループに分類。平均約13年の追跡調査を行い、3772人の脳卒中発症を確認した。

 これを分析したところ、朝食を毎日食べるグループに比べ、週に0~2回のグループが脳卒中を発症した比率は18%高かった。脳卒中の中でも特に脳出血の発症比率は36%も高かった。

 一般的に、脳出血発症の危険性を最も高めるのは高血圧で、特に早朝の血圧上昇が大きく影響すると考えられている。空腹によるストレスなどで血圧が上昇することも知られている。

 このため研究チームは、朝食を食べない人は空腹を感じて朝の血圧が上昇し、朝食を毎日食べる人に比べて脳出血のリスクが高まった可能性があると結論づけた。

 

学校の教職員のみなさんは子ども達のためにも常に心身ともに健康であることが必要です。

朝食をとる暇があるなら少しでも寝ていたい・・・なんて日もあるかもしれませんが、健康のためには朝食をしっかりととる習慣を身に付けたいですね。

 

(文責:木村)

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