若手社員が会社を退職する理由として、長時間労働の常態化が大きな要因となっているようです。
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21~33歳の若手社員が会社を辞める直前、週平均で60時間以上働いていた人は23.8%に上ることが、労働政策研究・研修機構の調査で分かった。週60時間以上の労働は、厚生労働省が過労死の危険性が高まるとして注意を促している。人手不足などを背景に、若手社員が長時間労働により追い込まれている実態が浮き彫りになった。
人手不足により長時間労働が常態化する⇒それを理由に従業員が退職する⇒さらなる人手不足に陥る⇒長時間労働はさらに悪化する・・・ まさに負のスパイラルです。
あらゆる業界において人手不足が深刻化しており、労働力の奪い合いはますます激化することが予想されます。今後のことを考えると、学校も決して例外ではないのではないでしょうか。
人手不足に対応するために人材を採用することは当然必要ですが、まず何よりも大切なことは今現在在籍している従業員を辞めさせないことであり、実はそれが最も効果的な採用活動だと言えます。
そのためにも、無理して頑張ってくれている従業員に甘えるのではなく、経営方の責任として労務環境をしっかりと整備することが求められます。これを怠ると社会的信用の失墜にも繋がりかねません。
学校においては、「一般企業とは環境が違うから、教職員の長時間労働は仕方がないよ・・・」で済ませてしまうのではなく、長時間労働が常態化していることは異常であることをまず認識した上で、一般企業と同様に是正に向けて取り組むことが求められます。
では、具体的にどうすればいいのか・・・
弊社では、6月9日に長時間労働の是正をテーマとしたセミナーを開催いたします。具体的な改善策についてお伝えさせていただきますので、お時間に余裕がございましたら是非ご参加下さい。
(文責:木村)