読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

第52回学生生活実態調査より

私が大学生だったのは今からもう20年も前のことですが、当時の私は将来のことなどあまり考えることもなく、アルバイトや遊ぶことだけに没頭する典型的な「ダメ学生」でした。試験前以外に勉強した記憶はほとんどありませんが、単位だけは要領よく取得できていました(笑)

せっかく大学に通っていたのに、何であの頃もっと真剣に勉強しておかなかったんだーっ!と今になって後悔することが頻繁にありますが、所詮は後の祭りですね・・・。

 

そんな私のダメ学生話はさておき、このほど、全国大学生活協同組合連合会が、「第52回学生生活実態調査」の概要を公表しました。

 

さて、イマドキの大学生の実態はどのようになっているのでしょうか。

 

www.univcoop.or.jp

 

調査の概要は以下のとおりです。

  • 調査実施時期:2016年10〜11月
  • 調査対象:全国の国公立および私立大学の学部学生
  • 回収数:10,155(30大学・回収率33.1%)
  • 調査項目の概要:属性、住まい、大学生活(登下校時刻・サークル・就職など)、日常生活(生活時間・悩み・政治への関心など)、経済生活(暮らし向き・アルバイト・奨学金・1ヶ月の生活費・半年間の特別費など)、大学生協について(店舗の評価・活動の認知)、大学生協や大学への意見

 

まずはアルバイトについての調査結果の概要です。

 

  • 調査時のアルバイト就労率は71.9%(自宅生78.4%・下宿生66.8%)で、データがある08年以降最も高く、この半年間のアルバイト就労率も77.5%(自宅生81.4%・下宿生74.3%)と高い就労率であった。
  • アルバイトの1週間の就労時間は平均時間12.5時間で、10時間以上15時間未満が18.4%、20時間以上も13.9%を占める。
  • また夜10時から朝5時までの深夜時間帯にも20.7%(就労者を100として28.8%)がアルバイトしており、その平均日数は1週間のうち2.2日であった。
  • 半年間のアルバイト収入の用途は「旅行・レジャー」24.3%、「生活費のゆとり」22.3%、「生活費の維持」19.2%のほか「貯金」も17.7%(自宅生22.6%・下宿生13.5%)と高い。

 

ほとんどの学生が何らかのアルバイトをしており、就労率、収入金額は前年よりも増加基調にあるようです。

家庭の経済事情によりアルバイトで学費を稼ぐケースもあるかと思いますが、収入の用途の上位を見る限りでは娯楽や生活の足しにするケースが多いようですね。「旅行・レジャー」の範囲が広すぎるので詳しい用途はわかりませんが、せっかく自分で稼いだお金なので、旅に出るなり教養を身に付けるなり、是非とも有意義に使っていただきたいものです。

ただ、あくまで学生ですので、私のようなことにならないように、学業に支障を来さない程度にしていただきたいものです。

 

次に、読書時間と勉強時間に関する調査結果の概要です。

 

  • 1日の読書時間は平均24.4分、有額平均48.6分と、前年からそれぞれ-4.4分と-4.3分となった。
  • 1日の読書時間が「0」は49.1%(文系43.9%・理系50.2%・医歯薬61.6%)と、前年から3.9ポイント増加し、「0」が40%台になった13年以降3年間で8.6ポイント増となった。
  • 04年以降常に2割以上存在した「60分以上」も19.1%まで減少した。
  • 男女別には男子の平均時間が28.0分(有額52.5分)、女子20.3分(有額43.4分)。男女の読書傾向は平均時間が06年、「0分」は08年に逆転している。平均時間の男女差は7.7分と04年以降最も大きくなった
  • アルバイト就労の有無でみると、就労している学生の平均読書時間が22.1分に対して、就労していない学生は30.6分とやや長い傾向がある。
  • また大学の予習・復習・論文など大学の勉強時間は1日52.8分で前年から-2.3分となった。文系37.0分、理系62.9分、医歯薬系71.5分。いずれも2年連続減少となった。
  • 勉強時間もアルバイト就労者の平均時間が短い傾向が見られ、就労者は全体で13.4分、医歯薬系では22.2分短い。
  • さらに、就労時間が長い傾向がある奨学金受給者の勉強時間は1日47.8分(文系34.3分・理系60.6分・医歯薬系60.7分)と短い。
  • スマートフォンの1日の利用時間の平均は161.5分(前年+5.6分)、有額平均163.6分(前年+3.8分)。利用時間「0」は1.3%(前年2.3%)に過ぎず、ほぼ全員が利用している。

 

元「ダメ学生」の私が偉そうに言える立場ではありませんが、読書時間、勉強時間ともに減少傾向にあります。また、アルバイトをしている学生は更に時間が短い傾向もあるようです。

そして何より、全体の半数近くの学生が全く読書をしないという結果には大変驚きました。さらに、スマホの利用時間の平均が161分(=2時間41分)ということにも驚きです。スマホ電子書籍を閲覧していることも考えられなくはないですが、おそらく友人とのLINEやSNS、ゲームでその時間のほとんどを費やしているのではないでしょうか。

 

大学生活って何なんだろうかと考えさせられる結果ですが、自分の過去の経験を踏まえると、将来の自分の人生を見据えた上での目的や目標がないと、ただなんとなく毎日を過ごしてしまうことになってしまうんだろうなあと感じてしまいます。

 

大学に進学する以外にも様々な進路はありますが、大学進学を目指す場合には大学に入学すること自体がゴールとならないよう、小学校や中学校、高校の頃から様々なことに興味を持ち、様々な経験をし、しっかりと夢を描き、実現に向けて主体的に行動することができる、そんな学生生活を送っていただきたいと思います。また、学校においてもそのような面で生徒達をしっかりとサポートすることができればいいなと感じます。

 

(文責:木村)

 

www.ysmc.co.jp