寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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授業参観の目的

私には中学生の長女と小学生の長男がいますが、親にとって自分の子どもが学校でどのように過ごしているのかを自分の目で見ることができる絶好の機会が授業参観です。

私はこれまで可能な限り我が子の授業参観には行くようにしているのですが、毎回、一部の保護者たちには非常に不愉快な気持ちにさせられます。

それは、授業はそっちのけで、仲の良い保護者同士が廊下で談笑していることです。しかも、その人数が多いうえに声も大きい!

教室内で授業の様子を見ていても、廊下で談笑している保護者の大きな声が聞こえてくるレベルです。

井戸端会議なら家の近くでやってくれよ・・・と思うと同時に、この保護者達は何のためにわざわざ学校まで来たのだろうと不思議に思います。

 

そんな保護者の方々に是非とも見ていただきたい記事がありました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

授業参観の3つの役割として、以下が挙げられています。

  1. 保護者に子どもたちの成長を感じてもらい、学校教育について関心をもってもらうということです。
  2. 担任の教員と保護者の信頼関係を深めるということです。子どもは学校だけ、家庭だけで育てるものではなく、学校と家庭、双方が力を合わせて育てるものです。多くの保護者が、「どんな先生が、どんなふうに自分の子どもに指導をしているのか」に注目していると思いますが、教員も「授業を通して自分という人間を保護者に知ってもらいたい」と考えています。
  3. 保護者どうしの親睦を深めるということです。多くの学校で、授業参観のあとに、保護者会や親睦会、レクリエーション大会などが行われ、保護者どうしの交流を図っています。

 

確かにそのとおりです。

我が子の様子はもちろん、先生がどのように授業を進めているのかも気になりますし、先生達も保護者にみられることによって、普段以上に良い緊張感を持って授業に臨むことができるのではないでしょうか。

ところが、一部の保護者は授業中に勝手に保護者どうしの親睦を深めるだけで、本来の授業参観の目的はどこへやら・・・といった感じです。さながら「学級崩壊」ならぬ「保護者崩壊」とでも呼びたくなるような光景です。

 

記事中にもあるとおり、子どもは学校だけ、家庭だけで育てるものではなく、学校と家庭が連携して育てるものですから、保護者が学校のことに無関心であっては困ります。

 

このようなことを保護者に対して理解を求め、すぐに行動を変えてもらうことは難しいでしょうが(授業中に保護者同士が大きな声でおしゃべりすること自体が問題外ですが・・・)、授業参観の目的については保護者の方々に理解を求め、学校教育にしっかりと関心を向けていただくよう、地道に伝え続けることが必要ですね。

 

 

(文責:木村)

 

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