統計を取ったわけではないので実際の発生頻度はわかりませんし、
何となく印象に残っているだけなのかも知れませんが、
「教員が生徒の個人情報を保存したUSBを紛失!」
という報道を聞くことが多いなあ・・・と以前より思っていました。
しかし、このような記事を目にして、やはり多いのかと認識しました。
そもそも、なぜUSBを紛失するのかということですが、おそらく
持ち帰り仕事が多いということに尽きるのではないでしょうか。
長時間労働(持ち帰り残業)の常態化はUSBの紛失と密接な関係が
ありそうですが、そこには個人情報漏洩のリスクも常につきまとう
ということが言えそうです。
では、この記事のタイトルにある「学校教師のUSBメモリ紛失事故が
多いワケ」として、学校現場においては、外部アクセス制限、インス
トール制限、メール添付制限は十分に運用されているにも関わらず、
USB等外部媒体の使用制限、外部媒体への書出制限については運用が
不十分(ルールがあってないようなもの)であることが挙げられて
います。
情報セキュリティーに関するルールの整備と運用に問題のない場合は
いいのですが、少しでも不備に心当たりがある場合には、リスクが
顕在化する前にしっかりと体制を整備することが求められます。
ただし、この問題の抜本的な解消を図るためには「持ち帰り残業」を
ゼロにする以外に有効な手段はないと思います。
(文責:木村)