人間関係においてコミュニケーションは欠かすことができません。
職場においても、当然欠かすことができません。
コミュニケーションという言葉は「意思の疎通や心の通い合い」
といった意味で使われていますが、一方的な意思の伝達ではなく、
心の通い合いというのは本当に難しいですね。
相手の心の中なんて他人には分かりませんから、
本当に心が通い合ったかどうかを測定することは
非常に困難です。
また、現在は会話だけではなく、メールやSNSといった
コミュニケーションの手段も多様化していますから、
なおさら困難な状況であると言えるでしょう。
これが、友人同士である場合には、「腹を割った話」で心を通わせる
こともできますが、職場における上司と部下との関係となると
話は別になります。
さらに、上司と部下との間に信頼関係が十分に築けていないとなると、
コミュニケーションが成立することは大変厳しいでしょう。
「この前言っただろうが・・・」
「ちゃんと聞いておけよ・・・」
「何回言えばわかるんだよ、あいつは・・・」
などと、心の中で部下の方に呟いておられる方はいませんでしょうか。
本日は、そんな部下達からの意見をご紹介いたします。
いつの時代も、部下は上司に対して少なからず何らかの不満を
抱くものです。
上司のコミュニケーション力に問題があることが
不満の大きな要因となることは容易に想像できることではないでしょうか。
では、具体的にどのようなことに不満を感じているのかと言えば・・・
1位:やる気を鼓舞されない
2位:言っていることが理解できない、指示が不明瞭
3位:対話ではなく一方的に話す
4位:コミュニケーションが足りない、もしくはない
5位:𠮟り方に問題がある
といった結果となっており、納得のラインナップです。
1位は「ガミガミ説教型」、2位と3位は「自己陶酔型」
4位は「サイレント型」、5位は「パワハラ型」といったところでしょうか。
上司の立場からすればコミュニケーションがとれているという
認識でしょうが、部下の立場からはそうでないという認識であり、
つまりコミュニケーションが成立していないということですね。
上司である立場の方にとって、このようなことはおそらく
誰も指摘をしてくれないことでしょうから、
部下の方とコミュニケーションを図る際には、
上記のような状態に陥っていないかを意識してみてはいかがでしょうか。
(文責:木村)