本日は、愛知県が取り組んでる「ワークライフバランス推進運動」の活動について
取り上げてみたいと思います。
この中では、ワークライフバランスを実現するために複数の項目を
実施する企業を募集して、実際に取り組んでいる企業名を公表しています。
取り組む内容としては以下のようになっています。
あいちワーク・ライフ・バランス推進運動2016
A. 11月16日(水)は定時退社に取り組みます。
(11月の第3水曜日は愛知県内一斉ノー残業デー)
B. 11月中で、16日(水)以外の日に定時退社に取り組みます。
C. 特定の日付や曜日に「ノー残業デー」の設定・実施に取り組みます。
D. 年次有給休暇の取得促進に取り組みます。
<具体例>●管理職による取得の呼びかけ
●プラスワン休暇、計画的付与制度、時間単位付与制度の活用
●プラスワン休暇、計画的付与制度、時間単位付与制度の活用
E. 多様で効率的な働き方に取り組みます。
<具体例>●短時間勤務やフレックスタイム制、テレワーク等の導入や利用促進
●業務手順の見直し、会議の削減・短縮
●業務手順の見直し、会議の削減・短縮
F. 育児や介護との両立支援に取り組みます。
<具体例>●育児・介護休業法に基づく社内制度の整備や利用促進
●男性の育児休業等の取得促進
●男性の育児休業等の取得促進
G. メンタルヘルス対策に取り組みます。
<具体例>●メンタルヘルスケアに関する研修や情報提供の実施
●ストレスチェック及び面接指導の実施
●ストレスチェック及び面接指導の実施
H. 管理職や働く人の意識改革に取り組みます。
<具体例>●管理職を対象にイクボス養成研修等を開催
●夏の生活スタイルを変革する朝型勤務の実施
●夏の生活スタイルを変革する朝型勤務の実施
というように、かなり広範囲かつ具体的な取り組みが並んでいることが
お分かりいただけるかと思います。
ノー残業デーは「毎月第3水曜日」と決めているため、
例えば11月でしたら16日がその日となります。
また、実際にこの取り組みに賛同している企業名が公表されていますが
その中には「学校法人」も複数含まれています。
学校ではワークライフバランスや有休取得や働き方改革などの
重要性を認識しつつも、現実問題としてなかなか対応が追い付いていない
と思われます。
ただ、「この教育業界では無理だ」と最初から考えていては
進むものも進みません。
実際に愛知県の学校法人では「ノー残業デー」や「有給取得」に
力を入れると宣言しているわけですから、強く意識するかどうかの
違いではないでしょうか?
これらの問題は、教職員個人が頑張ってもどこかで限界が来てしまいます。
学校全体で、できればトップダウンで取り組むことを宣言してもらったほうが
案外前に進みやすいと思います。
難しい問題ではありますが、他府県の事例を参考に
自校でできることはないかと考えるきっかけにしてもらえればと
思います。
(文責:竹内)