寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

中学受験の目的

秋も日に日に深まり、もうすぐ受験シーズンの到来です。

受験生にとってはここからが勝負時ですね。

そこで、本日は中学受験に関する話題です。

 

中学受験のための塾代や入学後に必要な学費等を合計する

400万円以上の費用が必要ともいわれており、

保護者の経済的な負担は決して軽くありませんが、

学校にとっては、自校の魅力を存分にアピールし、

多くの児童や保護者に関心を持っていただいた上で、

当然ながら一定数の入学者を確保することが必要です。

 

中学受験の情報ポータルサイト「かしこい塾の使い方」を運営する

株式会社スーパーウェブという企業が、223名のメルマガ会員を対象に

「中学受験をする目的とお子さんの将来について」をテーマに実施した

アンケートの結果を発表しました。

 

news.mynavi.jp

 

まず、「中学受験することを誰が決めたか」という質問の回答は

以下の結果になっています。

  • 家族全員で相談して決めた 35%
  • 子供が自分で決めた 21%
  • 母親が決めた 21%
  • 両親で決めた 15%
  • 父親が決めた 3%
  • その他 5%

子供が自分で決めたという回答が21%もあることに

小学生ながらに将来を見据えて自分の進路を決定することが

できるなんてスゴイ!と驚いてしまいました。

私もそのような子供たちを見習いたいと思います…。

 

次に、「中学受験をさせる目的は何ですか?」(複数可)という質問の回答は

以下の結果になっています。

  • 意識の高い生徒が多い環境で学べるから 80%弱
  • 高い水準の教育を受けられるから 70%弱
  • 大学への進学が有利になるから 30%強
  • 子供が希望する学校に行かせたいから 30%強
  • 最新の施設や設備が整っているから 20%弱

いわゆる「顧客ニーズ」に関する質問ですが、

やはり、教育環境や教育水準に関する回答が上位になっており、

学校がこのニーズを満たし、選ばれる学校になるため、

当然ながら教育の質の向上が求められます。

 

少子化により、生徒募集は悩みの多い問題ですが、

そんな時こそ、学校の原点である「教育の質」を磨き続けることが

当たり前ですが重要なテーマとなりそうです。

また、それをいかに発信して、より多くの方々に認知していただくかも

重要ですね。

 

 

(文責:木村)