当ブログにおいて、学生のスマートフォンの使用に関する調査結果を
過去に何度かご紹介したことがありますが、
本日は奈良県の高校生による取り組みのご紹介です。
その名も「challenge!スマホリデー ~スマホの休日」です。
この取り組みを主導するのはするのは
「奈良県高等学校生徒会連絡会」という高校生の団体で、
各校の生徒会役員等が集まり、社会性や自主性をはぐくむ機会として、
統一的なボランティア活動や社会参画活動の実施について考えることを
目的として平成23年に発足されました。
この「奈良県高等学校生徒会連絡会」が平成28年11月7日を
県内の高校生が一斉に、スマートフォンや携帯電話等を
丸1日利用せずに過ごすことに挑戦する日としてスマホリデーを
設定しました。
この連絡会のスマホ会議委員長の言葉として
以下がホームページに掲載されています。
奈良県高等学校生徒会連絡会では、平成26年からインターネットの適切な利用に関する取組を行ってきました。今年度は、役員8名で意見を出し合い、「スマホ会議」を発足させ、「Challenge!スマホリデー ~スマホの休日~」の取組を呼びかけることを決定しました。
私たち高校生は、普段当たり前のようにスマホや携帯電話を使っています。SNSやゲームなど、本当に便利で楽しいことがいっぱいあると思います。反面、問題もたくさん起こっています。
終日、スマホや携帯電話を使わずに、いつもよりたくさん友達と話したり、本を読んでみたり、わからないことをネットで調べるのではなく人に聞いてみたりしたら、いろいろなことに気づけるのではないかと考えました。
そして、奈良県の高校生一人一人がスマホの利用について、もう一度考え直すきっかけにしてもらえればといいと思っています。
みなさん、一緒にやってみましょう。
青少年のスマートフォンの利用に関しては、非常に便利なツールである反面
様々な弊害が挙げられていますが、
当事者である高校生自らが問題を提起し、学校の垣根を越えてこのような
取り組みにチャレンジすることは大変すばらしいことだと思います。
実際にどの程度この取り組みが浸透し、実行されるかはわかりませんが、
まずはとにかくやってみることに価値があります。
これを機会に1人でも多くの高校生が自分自身の行動を振り返るきっかけに
なることを望みます。
また、各学校においても、生徒のスマートフォンの使用に関しては
何らかの指導が行われていることとは思いますが、
この取り組みのように生徒自らが主体的に取り組むことができれば
効果は間違いなく高まるのだろうと感じます。
(文責:木村)