今や、子どもの多くはスマートフォンを所持しています。
特に高校生にもなると、持っていない方が珍しいというくらいです。
そのような状況も手伝ってでしょうか、
子どもが有料のアダルトサイト閲覧やオンラインゲームに絡んだ
消費者トラブルの当事者になるケースが後を絶たないそうです。
そこで、子ども達がそのようなトラブルに巻き込むことを
未然に防ぐべく、学校現場での消費者教育が広がっている
との記事を目にしました。
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子ども達がトラブルに巻き込まれるリスクが高まる夏休みを前にした7月
11日。東京都立大江戸高校は3年生の現代社会の時間に「賢い消費者にな
ろう!」をテーマにした授業を行った。
授業にはアクティブラーニング(能動的学習)を導入。生徒はグループを作って議論したほか、○×式クイズに答えたり用意されたワークシートに意見を書き入れたりした。
全ての保護者が消費者トラブルに関する正しい知識を
持っているかというとそうでもなく、むしろ大人でも
同様のトラブルに巻き込まれる事件も耳にするので、
このように学校で教育の題材として取り上げることは
良いことだと思います。
また、講義形式で一方的に伝えるのではなく、
アクティブラーニングによる授業を行うことで、
子ども達はより当事者意識と関心を持ってくれるのではないでしょうか。
また、記事には次のような記載もありました。
教員たちの危機感も強まっているようだ。同センターが夏休み中に開催し
た教員向けの消費者教育講座(全16講座)には小中高校の多くの教員が足
を運んだ。
中学校で家庭科を担当する女性教諭は「スマホを持つ生徒が増えるにつ
れ、ネットを介した消費者トラブルに巻き込まれる心配も大きくなった。
どんなトラブルが起きているのか、最新の情報が知りたくて」と受講の動
機を話した。
昔と違い、あらゆる面において変化が非常に早い時代です。
常に最新の情報を把握し、問題に対していかに素早く対応するかが
学校現場にも求められています。
このような時代だからこそ、「個」ではなく、「チーム」として
最大限の効果を発揮することが望まれているのでしょうね。
(文責:木村)