皆さんは、「語彙・読解力検定」なる検定をご存知でしょうか?
公的機関が主催の検定ではありませんが、ここ数年受検者数が
伸びています。
パソコンやスマホの普及に伴い、
若者だけでなく、大人も含めた全世代の活字離れが問題になって
久しいですが、言葉は生活をしていく中では欠かせないツールです。
「国語」しかも漢字の比重が高い検定なのかもと
思われるかもしれませんが、単純に「ある言葉を知っているか?」
だけを問われるものではありません。
新聞に掲載されている時事問題のような単語の意味や
グラフや表を見ながら、正誤問題を考えたり
長文を読んで本文の要約として正しいものを考えたりする問題もあります。
一つ例を挙げますと、
問:「生き物がありのままに生きられる環境を整えた場所」を示す言葉は?
1.バイオマス
2.バイオメトリックス
3.バイオプシー
4.ビオス
5.ビオトープ
いかがでしょうか?この分野に興味がある方はわかると思いますが、
それ以外の方には難しかったかもしれませんね。
ちなみに、正解は5の「ビオトープ」です。
この検定は、年齢制限もありませんし、どの級から受検しても大丈夫です。
生徒さんの総合的な語彙・読解力を上げるツールとして
検討していただくことはもちろんできると思いますが、
実は教職員各位にもメリットがありそうです。
社会人になってからは、自分の専門分野の知識を仕入れたり
ブラッシュアップしたりすることには継続して取り組んでおられる方も
多いでしょう。
しかし、専門分野以外のジャンルや、そもそも興味がないジャンルの
内容は新聞や雑誌を読んでいても、あまり頭に入ってこないのでは
ないでしょうか?
自分が興味なかったジャンルの勉強をすることで
もしかすると、自分の今の仕事を進める上のヒントが見つかるかもしれません。
受験するかどうかは別として、
一度、サイトだけでもご覧いただければ幸いです。
ちなみに、自分がどのレベルなのかがわからないという方は
「ミニ検定」を試されると、今の受験可能レベルが判断できるようになっています。
(文責:竹内)