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寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

百合子さんの絵本

先日NHKで「百合子さんの絵本」というドラマが放送されました。

 

www4.nhk.or.jp

ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

 

毎年8月になると、戦争の記憶を風化させないという趣旨で

このようなタイプの番組が増えますが、

陸軍の軍人の妻からの視点で描かれているので、見ごたえがありました。

 

ちなみに、主人公の小野寺百合子さんは「ムーミン」の翻訳者としても

有名な方です(恥ずかしながら、私は存じ上げませんでしたが・・・)。

 

 

夫はスウェーデンに赴任し、現地で集めた様々な情報(外国の動向)を

日本の陸軍本部に送るため奔走しています。

彼女はその集めた情報を暗号化して、陸軍本部に打電するという

重要な役割を担います。

 

しかし、ソ連の動向やヤルタ会談の密約など、日本の将来を決定づける情報を

陸軍本部に送りますが、ことごとく無視されます。

 

理由は「本部の意向にそぐわない情報だから」というものです。

 

結局情報は本部に無視されたまま、終戦を迎えました。

 

このドラマを見ながら

「自分たちに耳の痛い情報は無視する」点や

「その情報を送ってくる人物を冷遇する」点が

70年前の話でありながら、現在の組織にも通じるものがあると感じました。

 

さらに、戦後元軍人が集まり「なぜ日本は戦争に負けたのか」を

テーマに座談会が開かれた時も

参加者は「自分たちは悪くない」「誰も責任を取らない」

という姿勢でした。

 

ここにも、組織運営が失敗したときによく出てくる考え方が

如実に表れています。

 

戦争の話ではありますが、

組織論としてみると、考えさせられるものがあります。

 

管理職の方々は、普段の仕事に追われていて大変だとは思いますが、

どこかで「自分たちの進む方向性は、本当にこれで間違いないか?」

という視点で振り返ることも必要だと思われます。

 

重たいテーマではありますが、

参考になれば幸いです。

 

 

(文責:竹内)