寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

保護者として部活動に思うこと

夏休みも終わり、いよいよ2学期がスタートしました。

私は出社のため、毎朝7時過ぎに自宅を出て最寄り駅まで歩きます。

自宅のすぐ近くには、私立中学・高校と公立中学があり、

おそらく部活動の朝練習のために登校してくる多くの生徒達と

すれ違います。

 

夏休み期間中にはこのように出社時に学生達とすれ違うことは

ほとんどありませんでしたので、こんなところでも

2学期が始まったことを実感します。

 

私の自宅は交通の便があまり良くない郊外にありますので、

午前7時過ぎに通ってくる私立学校の生徒達を見て、

「こんなに早い時間から大変だなあ」と感じると同時に、

彼らは何時に起きているのだろうかとも思ってしまいます。

 

また、仕事が終わり帰宅する20時前にも、部活動が終わって

帰宅する生徒達と同じ道ですれ違います。

朝にすれ違った生徒達と同じかどうかはわかりませんが、

ここでも「こんな時間まで大変だなあ」と思ってしまいます。

 

また、最寄駅から自宅までの間には複数の学習塾があり

おそらく中学生と思われる多くの子ども達が授業を受けている

様子が見えるのですが、

「みんな大変だなあ」と感じてしまいます。

 

以前、当ブログで学校でのシエスタ(昼寝)の話題を取り上げましたが、

疲れて寝たくなるのもわかるような気がします。

 

では、わが家はどうかというと、状況は同じようなものです。

公立中学に通う3年生の長女は、この夏に運動部の部活動を

引退しましたが、顧問の先生が非常に熱心な方で、

引退前は毎日のように朝練習と放課後の練習があり、

家に帰ると急いで夕食を済ませて塾へ行くというような生活でした。

また、週末もほとんど練習や試合ばかりで家にいることが珍しく、

常に疲れ果てているといった印象でした。

同じ中学の他の部活動と比較すると、

長女が所属していた部の練習時間は相当長かったようです。

 

本人が希望して入部した部活動でしたので特に何も言いませんでしたが、

「そこまでやらなくても(やらせなくても)いいのでは」

「家庭での家族との時間のことももう少し考えてほしい」

というのが親の立場としての私の本音でした。

 

昨今、教員の業務適正化という視点で部活動の在り方が

話題になることが非常に多くなっています。

部活動に対しては、様々な立場の人の考え方や思いがあるでしょう。

私は部活動の存在や意義を否定する訳では決してありませんが、

そもそも生徒にとっての適切な部活動の在り方や位置付けを

まず明確にすることが必要であると一人の保護者として感じます。

 

 

(文責:木村)