寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

男子陸上400メートルリレーで感じたこと

かなりの盛り上がりを見せたリオデジャネイロオリンピックですが、

皆さんはどれだけご覧になられたでしょうか?

 

夏の高校野球の時期とも重なったため、スポーツ好きに方は

寝不足気味になったかもしれませんね。

 

さて、このオリンピックで様々なドラマがあり

どれが一番だとは順位をつけにくいですが、

個人的には「男子陸上400メートルリレー」を一番に挙げたいと思います。

 

www3.nhk.or.jp

 

もちろん、日本陸上史上初の銀メダルは素晴らしいですが、

私が素晴らしいと感じたのは「バトンパス」です。

 

世界では少数派の「アンダーハンドパス」を採用し、

それを独自に改良を重ねて、自分たちが大丈夫だと

思えるレベルまで高めた点です。

 

皆さんもご承知の通り、

個人種目では、残念ながら誰も100メートルの決勝へは進めませんでした。

 

単純計算なら、メンバー4人のベストタイム合計で大体の順位は

予想できそうですが、ここがリレーの面白い点ですね。

 

バトンパスの良しあしで、0.1秒くらいは簡単にひっくり返るのです。

個々の能力で劣るのを言い訳にせず、「チーム力」で

世界と戦う方法を模索し、実践されたことに頭が下がります。

 

振り返って、学校経営の視点で考えてみますと

私学を取り巻く環境は必ずしも、良好とはいえない面がたくさんあります。

 

・半径10キロ圏内の15歳未満人口が急激に減少している

・ライバル校が新しく校舎を建てた

・公立高校の新しいコースに生徒の興味が奪われている

 

など、

自分たちが厳しい理由を探せば、簡単に見つかると思います。

 

ただ、ここで考えていただきたいのは

「自分の学校にないもの」ばかりに視線を集めるのではなく、

「自分の学校にあるもの」にも視線を向けて欲しいのです。

 

抽象的な内容になってしまいましたが、

自分たちが持っている要素を考え、

生徒募集やカリキュラム、教師育成などにつなげていければ

それは学校独自の強みになりえます。

 

大きなテーマですが、周りの教職員の方と

雑談レベルでも構いませんので、

話し合ってみると何か見えてくるかもしれませんよ。

 

 

(文責:竹内)