まずは本日、弊社主催「夏季特別セミナー」開催日です。
お申込みを頂いている皆様方、くれぐれも暑さと足元にご留意いただき、
「真夏の学び」にお越しいただければ幸いに存じます。
さてここ数年一定の上げ幅を記録している「最低賃金」ですが、
先日、中央最低賃金審議会の答申内容が判明しました。
ここではあくまで「厚生労働大臣に報告する」段階での情報ですが、
ある程度審議会の内容が反映されますので、注意して見ておきたいですね。
概要は
・Aランク:25円アップ
千葉、東京、神奈川、愛知、大阪
・Bランク:24円アップ
茨城、栃木、埼玉、富山、長野、静岡、三重、滋賀、
京都、兵庫、広島
・Cランク:22円アップ
北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、山梨、岐阜、
奈良、和歌山、岡山、山口、香川、福岡
・Dランク:21円アップ
青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、徳島、愛媛、
高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
となっております。
これだけをみると「上げ幅が大きいな」と感じますが、
政府が掲げる「最低賃金1,000円」を実現するためには
必要な上げ幅なのかもしれません。
仮に、この基準通りに最低賃金が改定されれば
大阪は「883円」となります。
ここで注意が必要なことがあります。
「在職中の教職員(固定給の方)の給与が、
最低賃金を下回らないか?」という視点です。
「考えなくても、この学校(幼稚園)は問題ないよ。」という声が
聞こえてきそうですが、念のため計算してみましょう。
時給883円の方が、1日8時間で月曜日から金曜日まで勤務するとした場合
883円×8時間×20日(4週)=141,280円となります。
いかがでしょうか?
14万円台なので、まず問題ない水準の学校がほとんどだと思いますが、
最終的に「最低賃金1,000円」まで上昇すれば
何かしらの対応が必要になる学校も出てくるかもしれません。
国の動きをこまめに見るのは手間がかかりますが、
当ブログでも、随時紹介していきますので、
定期的にご覧いただければ幸いです。
(文責:竹内)