ICTを教育現場に活用しようという動きは年々活発になってきています。
先日文部科学省より、この分野で積極的に活動している学校の取組事例が発表されています。
多様な学習を支援する高等学校の推進事業に関する調査研究 事業成果一覧(平成27年度):文部科学省
これを見ていると他校がどのような内容で取り組もうとしているか分かると思います。
学校の規模や生徒が一堂に集まって授業を受ける機会が持ちにくいという面から
何かしらの改善策をICTに見出したからではないでしょうか。
もちろん、通常の授業でもこれらの技術を活かして質を高めることは
可能だと思われます。
先日、ある学校で授業見学をさせていただく機会をいただきました。
そこでは、自分が高校生の頃の授業風景とは全く違った授業が行われていました。
詳しくは書けませんが、1つだけ紹介しますね。
まず、板書の内容をプロジェクターで黒板に写します。
そして、教師が手元にあるタブレットに「ペンでマーカーを引く」と、
それがプロジェクターに投影されるという仕組みでした。
さらに、そのマーカーは「10秒で自動的に消える」仕組みになっています。
生徒は集中して前を見ていないと、
「どこが重要(マーカーを引くべき点)」かがわからなくなります。
自然と生徒を集中させるいい仕組みだと感じました。
アクティブラーニングの掛け声のもと、各校様々な取り組みをされているかと
思いますが、実際なかなか他校の取り組みや、授業のやり方に接する機会は限られています。
しかし、事前登録が必要ですがそんな機会があるのをご存知でしょうか?
8月4日5日、大阪で「関西教育ICT展」が開かれます。
細かいテーマが用意されていますので、もし時間のご都合がつくなら
一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
(文責:竹内)