いよいよ子どもたち待望の夏休みです。
遊びを通じて様々な経験をすることは大いに結構なのですが、
二人の子を持つ親としては、宿題や勉強もしっかりと
やってほしいところです。
そんな夏休みの宿題の定番といえば読書感想文。
私は子どもの頃に大変苦労した思い出があります。
その読書感想文に関するこんな記事がありました。
記事によると、保護者の53.4%は読書感想文を子どもだけで
完遂してほしいとは思いながらも、実際には以下のような
結果になっています。
・子ども一人で取り組んだ 37.9%
・少しだけ手助けした 39.4%
・かなり手助けした 19.7%
・ほとんど一緒に取り組んだ 3.0%
6割を超える保護者が何らかの手助けを行っているようです。
そんな私も手助けをしてしまっている保護者の一人です…。
ちなみに、手助けをしてしまっている我が家の場合ですが、
概ね以下のような流れで読書感想文ができあがります。
① 子どもが本を読み、まずは一人で感想文を書く。
② 私が読書感想文を確認する。
ただし、
「○○(本文そのまま引用)というところがおもしろかったです。」
「××(本文そのまま引用)というところがすごいと思いました。」
のような感想の連続で、自分の子どもの頃の読書感想文と
そっくりなことに少しため息をつく・・・。
③ 私も同じ本を読み、内容を把握する。
④ 本の内容について子どもと話し合い、どのようなストーリーで、
どの部分をなぜどのように面白く感じたのかであったり、
なぜすごいと感じたのかなどを詳しく聞き出す。
⑤ ④で話し合った内容をベースに、子どもは感想文を書き直す。
⑥ 再度確認する。
といったように、「かなりの手助け」をしてしまっています。
我が家の場合、読書や感想文を書くポイントがどうやら
わかっていないようなので、良いか悪いかはわかりませんが
手伝わざるをえないというのが実情です。
(ただし、考えを誘導するようなことはしていません。)
また、子ども自身が本の内容を正しく理解できているのか、
内容からどのようなことを考え想像し、それをどのように文章で
表現しているかが気になるので手伝っているという側面もあります。
実際に質問してみると、独特な視点やユニークな考えを持っており、
子どもの発想の柔軟さや豊かさに驚かされることもあります。
多くの児童生徒を抱える先生には物理的に限界があり、
先生だけに子どもの勉強を押し付けるわけにはいきません。
また、保護者として子どもの成長に責任を持つのは当然です。
現在は共働き世帯も多く、ゆっくりと時間を割くことは難しい場合も
あるでしょうし、そのようなことができない環境下に置かれている
子どももいることには十分な配慮が必要ではありますが、
読書感想文については6割以上の保護者が何らかの手助けを行っている
とのことなので、読書感想文に限らず、保護者と一緒に取り組む宿題が
あってもいいのではと感じます。
当然、保護者が全てやってしまってはいけませんが…。
(文責:木村)