寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

燃え尽き症候群

公立中学に通う私の長女は運動部の部活動に所属しています。

早朝や放課後の練習はもちろん、

休みの日には練習試合のために遠方まで出かけることも

少なくありません。

夕方、真っ赤に日焼けしてヘトヘトになって帰宅したかと思ったら、

そそくさと塾へと出掛けて行く姿を見て、

部活も勉強も頑張っているなと親ながら感心すると同時に、

ちょっと疲れすぎではないだろうかと心配にもなります。

 

そんな長女も中学3年になり、受験を控えて引退が迫ってきている中、

少々気になる記事を目にしました。

 

benesse.jp

 

確かに、毎日のように必死に打ち込んできた部活動を引退すると

生活のリズムは一変するでしょうし、

部活動に対して特に強い思い入れのある生徒にとっては、

喪失感や無気力感に襲われることもあるのだろうと思います。


統計がないので、実際にどれくらいの生徒が部活動引退後の

燃え尽き症候群に陥ってしまっているのかはわかりませんが、

勉強する意欲が湧かず、そのことにより不安や焦りが生じて、

さらに勉強が手につかないという悪循環に陥ってしまうような

ことがあっては大変不幸です。


先日、文部科学省の「次世代の学校教育にふさわしい教職員の在り方と

業務改善のためのタスクフォース」が取りまとめた報告書によると、

教員の多忙化の解消を目的として、部活動に休養日を

設けるための調査を実施することが決まりました。

 

先生方の負担を軽減し、教育の質を高めていただくのは当然ですが、

子ども達への過度の負担をなくすといった観点からの検討も

併せて行うことが必要なのだろうと感じます。

 

(文責:木村)