寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

シエスタの前に・・・

先日、シエスタ(昼寝)を実施している中学校の話題を取り上げましたが、

今回は子どもの睡眠に関する少しショッキングな話題です。

 

style.nikkei.com

 

睡眠障害は大人だけの話かと思っていましたが、

今は子どもでも症状を訴えることがあり、その数は増えているそうです。

 

私は以前に勤めていた会社の勤務時間が不規則かつ長時間だったこともあり、

睡眠障害に悩まされた時期があります。

睡眠障害の辛さやしんどさを身をもって体験しているだけに

何とも気の毒に思います。

(現在は毎日適度な睡眠がとれています。)

 

記事によると、子どもの睡眠障害の原因として以下が挙げられています。

 

子供の場合はゲームやスマートフォンなどで夜更かししても眠れないこと

は少なく、就寝時間よりも起床時間が遅れることが問題という。

原因のひとつは体内時計の乱れだ。体内時計は1日周期で、日中は自然に

体や心が活動状態に、夜間は休息状態になる仕組み。朝に光を浴びると

リセットされ、次の周期に入る。

子供は成長や身体・神経の休息のため、大人より長い時間眠ることがで

きる。学校や行事がなければ昼過ぎまで寝てしまいがちだ。

夏休みや冬休み、不登校で連続して「遅起き」になると朝日で体内時計

を調整できなくなり、昼夜が逆転し「睡眠リズム障害」に陥る恐れがある。

 

休みの日くらいゆっくりと寝ていたい気持ちもよくわかりますが、

生活のリズムが狂ってしまい、日常生活や学校生活に支障を来す

ことがあっては大変です。

 

なお、予防策としては以下が挙げられています。

 

スリープクリニック銀座が161人の中学生を調査したところ、日曜日の

起床時間が「午前8時以降」から「正午以降」までの生徒の半数以上が

「平日も起きるのがつらい」と答えた。

平日との起床時間の差が大きいほどその傾向は強く、睡眠障害の予備軍

にならないためには休日の早起きが重要だ。

 

ただ睡眠時間が長ければいいという訳ではなさそうですね。

休日といえども、やはり規則正しい適度な睡眠が重要なようです。

何にも予定のない朝でも、読書や運動等を習慣的に行う必要がありそうです。

 

夏休みに向けて、また、充実した学校生活を過ごすためにも

適度な睡眠の重要性を生徒や保護者に皆さんにも十分に

理解していただきたいところです。

 

また、受験を控えた学年の場合、夏休みが終わるといよいよ

受験に向けてのラストスパートかと思います。

特に大切な時期に勉強が思うように進まないなんてことがないよう、

生活のリズムを崩すことなく、心身ともに健康な状態で

過ごしていただきたいものです。

 

(文責:木村)