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寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

保育士の明と暗

先日、少し気になる記事を見ました。

 

「私立保育園で1年間に30人の保育士退職」というものです。

 

http://mainichi.jp/articles/20160610/ddl/k40/100/467000c

 

報道によると

太宰府市の私立保育園に県と市が立ち入り検査

・2015年度に合計30人の保育士が退職した

・現在は、必要保育士数を確保して運営している

 

となっています。

 

今は運営ができているとはいえ、1年間に30人もの退職者がでる組織は

どうかと思います。

1,000人を超える組織ならわからなくもないですが、

30人規模の組織なら数人を残してほとんどが入れ替わってしまったのでは

ないでしょうか。

 

 

基本的に学校(保育園含む)では、

産休などを除き「先生は1年間変わらないもの」という不文律があります。

 

それが頻繁に退職で先生が変わっていくと、

園児や保護者の不安は大きなものとなっているのは想像に難くありません。

 

何とか落ち着きを取り戻してほしいものです。

 

 

このような例とは逆に

会社組織ではありますが、「ポピンズ」という組織がしている

取り組みはよくできていると思います。

 

style.nikkei.com

 

例によって日経新聞なので、有料会員以外は

記事全文を読めないので恐縮ですが・・・。

 

この組織での取り組みは、大きく分けて2点です。

1.IT機器の活用

2.新人のフォロー

 

まず、1ですが

従来保護者との連絡に使っていた「紙の連絡帳」を止めて、

電子機器に置き換えました。

 

慣れるまで少し時間はかかりますが、手書き時に比べて

完成までの時間が短縮されました。

さらに母親から「登園前の園児の様子」が投稿されるため

保育士は園にいながら「登園前の状況」が把握できるようになりました。

 

2については

「メンター制度」を導入しました。

メンター制度は、3年目以降のスタッフが新人の「相談係」に

なるというものです。

 

一般企業では導入されているところもありますが

教育業界では実例は多くありません。

 

この制度のいい点は

「プライベートも含めて、些細なことも相談できる」という

安心感を新人に持ってもらうことができます。

 

さらに、教える側(メンター)も聞かれて答えられないことがあれば

自分で調べますし、教えることでさらに自分自身の理解も深まります。

また、数年自分が悩んでいたことや不安だったことを思い出しながら

接することで、新人と密なコミュニケーションを図ることができます。

 

 

同じ保育士の話題ですが、働く環境は大事だと改めて気づかされます。

新人のケアについて

何かのヒントになれば幸いです。

 

 

(文責:竹内)