表題の30・10(サンマル・イチマル)運動というのは、
長野県松本市での取り組みで、
「料理を残さず食べよう」というものです。
残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動 松本市公式ホームページ
食品ロスを少しでも減らそうという主旨ですが、
元々の発案者は元市長の菅谷氏だそうで
宴会で出された料理が完食されず、最終的に破棄されていることに
疑問を持たれたそうです。
そこで
・乾杯後の30分は、自席にて料理を食べる
・宴会終了10分前には、再度自席に戻り料理を楽しむ
ことを提案されました。
言われてみれば、普段昼食や夕食を食べる際には
「最後まで食べる」が当たり前ですが、
宴会での大皿料理などは、食べ残しに対して無関心になっている面がありますね。
素晴らしい試みだと思います。
今では、宴会だけでなく「家庭での食品ロス」を減らす運動としても
定着しています。
というより、一般家庭向けの方が広がりを見せている状態です。
さらに、「食育」の観点や「ごみの削減」の観点からも効果があり
国からもその取り組みを評価されています。
また、家庭で使えるように「レシピ」まで大学と共同で開発されています。
ご興味があれば、以下のサイトからダウンロードできます。
学校では「食育」の話をする機会があると思いますので
単に「食べ残しはもったいないよ」とアナウンスするだけでなく
実際の取り組み事例を紹介しながら
伝えると伝わりやすくなるのではないでしょうか。
上で紹介したホームページには、保育園で実際に使っている紙芝居も
ダウンロードできるので、参考にしてみてください。
(文責:竹内)