寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

さて、問題です

突然ですが問題です。
ローソンの看板を描いてみてください。

 

利用する、しないに関わらず、ほとんどの方がこれまでに

数えきれないほど目にしていることと思いますがどうでしょうか?

 

正解は

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さて、正確に描けたでしょうか。
写真を見ればわかっても、意外と描けなかったのではないでしょうか。

 

「青い看板で、LAWSON STATIONと書いてあって、ミルク缶の絵が

あるから間違いなくローソンだ。よし、お店に入って買い物しよう。」

という人はいないでしょう。

 

コンビニエンスストアで青い看板ならローソン、

緑の看板ならファミリーマート
と認識する人がほとんどではないでしょうか。

 

むしろ、お酒を買うことが目的なら「酒」、

たばこを買うことが目的なら「たばこ」

と看板に書いてあるかどうかの方が重要です。

 

これほど毎日のように目にしているにも関わらず

覚えていないということは、看板自体に特に関心はなく、

ただの風景になってしまっていると言えそうです。

 

では、学校や職場ではどうでしょうか。

 

学校や職場の壁には、ローソンの看板はもちろんありませんが、
ポスターや連絡事項、スローガンなど、何らかの掲示物があると

思います。

 

それ自体は全く悪いことではないですが、

長期間に渡って掲示されていたり、

掲示物自体があまりに多くありすぎると、

掲示物が貼られている壁が日常の風景になってしまい、

それぞれが全く意味をなさない物になってしまいます。

ただ、ローソンの看板とは訳が違いますので、

掲示物にはしっかりと目を通してもらわないと困ります。

 

多くの掲示物の場合、重要な情報を伝えることが目的です。

せっかくの掲示物がただの風景になってしまうと、

重要な情報が伝達されずに業務上での抜け漏れが発生したり、

重大なミスに繋がるおそれもあります。

 

このような「風景化によるリスク」を防ぐためには

メンバーに関心を持ってもらうことが何より重要です。

 

そのためにも、

・内容を簡潔に見やすくする。
・重要度の高い内容のものだけを掲示する。
・掲示期間を決めておく。
・定位置に綺麗に掲示する。
・誰もが目にする場所に掲示する。

などの工夫をすると同時に、メンバーが掲示物を見て

内容をしっかりと理解しているかを確認することが大切です。

 

(文責:木村)