先日、社内で「介護離職予防」についての研修を受けました。
身内に介護対象者がいないとなかなか実感がわかないテーマですが
その研修をうけて、今日は介護について書いてみたいと思います。
一見すると、学校現場と介護はあまり関係のないように思われるかもしれません。
しかし「介護離職」という言葉をご存知でしょうか?
ある日突然自分の身に降りかかるケースが多く、また周りに相談できず
1人で抱え込んでしまうことで、本人が疲弊してしまう状況に陥りやすいのです。
その状態が進むと、仕事をしながら介護を続けることが困難になり
不本意ながら「退職して介護に専念」ということになります。
ただ、一度退職してしまうと介護に終わりが見えづらいため
復職がしにくいという現実があります。
今この問題に、国も力を入れていますので、万が一介護問題が発生したとしても
落ち着いて支援先を探し、利用できるものは利用して欲しいと思います。
そして、これとは別の観点から興味深い記事がありましたので、
合わせて紹介いたします。
それは、「経営者がある日、認知症になってしまう」ということです。
(申し訳ありませんが、リンク先の記事は有料会員向けです)
この記事では一般企業のトップが認知症になってしまい
「重要な経営判断ができない」という状況になるリスクが書かれています。
もちろん、このリスクは一般企業だけにとどまらず、学校にも当てはまります。
意思決定をする立場の方が、何らかの理由で長期現場を離脱することになった場合に
その対策(誰が代理でどの業務を行うのか)はあまり検討されていないのでは
ないでしょうか?
この記事では認知症がきっかけになるということですが、
それだけではなく、交通事故や脳梗塞などで長期離脱する可能性は
年齢関係なくあり得ます。
その際、混乱を最小限に抑えて、残ったものがどう組織を運営していくかは
重要な課題です。
経営リスクをどうやって回避、あるいは軽減するか。
どこかのタイミングで話し合う機会を持たれることを望みます。
(文責:竹内)