先日、大阪市から保育士を目指す人にとって
インパクトのある発表がありました。
就職準備金として、「最大20万円支給」
というものです。
民間の認可保育園に就職する保育士に
・初年度10万円支給
・翌年度も勤務していれば追加で10万円支給
されます。
国も似たような制度を持っていますが、
・最大20万円貸与
・5年以上勤務すれば、返還義務を免除する
となっていまして
例えば勤務3年で退職してしまうと
「借りたお金なので返済が発生」してしまうのです。
この点、大阪市は「支給」タイプになりますので
大きな違いになりますね。
ただ、保育士は「資格を持っているが、保育士として働いていない」
方が多いのも事実です。
(保育士育成する専門学校の卒業生で、半数は保育士以外の
職についているというデータもあります。)
入口(就職)対策はもちろん大事ですが、
その後長く勤務が続けられるような施策(給与面だけでなく、
能力アップや仕事での悩みをフォローできる体制など)が
整わないと、就職してもすぐに退職してしまうという循環は良くならないと
思います。
まずはこのような入口対策からでも
保育士確保の仕組みが整っていくことを願います。
(文責:竹内)