マイナビが毎年行っている就職意識調査のデータが発表になりました。
2017年3月卒業予定者の意識調査から
いくつか気になる情報をピックアップします。
●何が何でも就職したいという希望者は9割
就職希望度としては例年並みで、文系理系での差はあまりないようです。
●企業選択のポイントは「安定している会社」「自分のやりたい仕事ができる会社」
上記以外に前年より増加した項目は、「福利厚生が良い」「給与がよい」というもので
反対に、「行きたくない会社」では
「雰囲気が暗い」「ノルマがきつそう」「残業が多い」とブラック企業を連想させるようなイメージが並んでいます。
●就職観は「楽しく働きたい」「個人の仕事と家庭を両立したい」
「ワークライフバランス」という言葉に代表されるような
「仕事と家庭をうまくバランスをとりたい」という意識の表れかもしれません。
安定している⇒福利厚生や給与がよい⇒自分のやりたい仕事ができそう
⇒ワークライフバランスが保てそう・・・
というようなイメージの連鎖が働いているような気がしますが、
もちろん、現実はそんなに甘くないことはみなさんご存知の通りです。
しかし、受け入れる学校サイドとしては
「このような考え方で就職活動をしてきた新人」だという認識を
持った上で、少しずつ「現実の厳しさ」に触れる機会を増やすよう
心がけてください。
新人は「打たれ弱い」というイメージを持たれる方も多いですが、
本人の資質が悪いわけでなく、
「ダメージ(試練)に耐えられる最大値」が低いと考えてもらえると
いいかもしれません。
ゲームのキャラクターに例えると、
新人はレベル1でHP(ヒットポイント)が10なのです。
だから、少し強めの攻撃(8ポイントくらい)を受けると
すぐに瀕死の状態になってしまいます。
しかし、
レベルが上がり(仕事に慣れてくると)HPの最大値が
50くらいになると、8ポイントの攻撃ではびくともしなくなります。
就職意識調査から少し話がそれましたが、
新人はチーム(組織)で育てる考えを持っていただきたいと思います。
なお、元データは以下の通りです。
(文責:竹内)